「ひやおろし」とは春~夏の期間に蔵で寝かせ、秋に出荷される日本酒のことです。秋に出荷されることから「秋あがり」ともいわれます。
この記事では普通の日本酒と「ひやおろし」の違いを説明していきます。
目次
普通の日本酒と「ひやおろし」の違い
「ひやおろし」は寝かせることで、「ひやおろし」以外の日本酒と異なる特徴がでます。異なる点をまとめると↓の表になります。
ひやおろし | ひやおろし以外 | |
---|---|---|
出荷時期 | 9月~10月 | 12月~3月 |
味や風味 | まろやか、 旨み濃い | さまざま |
美味しい 飲み方 | 熱燗など 温めて | 種類による |
それぞれ少し詳しく説明していきます。
出荷時期の違い
日本酒造りは米が収穫される9月~10月から始まり、およそ3ヶ月でできあがります。
そのため通常は12月~1月ごろが出荷の時期です。
一方「ひやおろし」は春~夏の間、日本酒を蔵で寝かせてから出荷するものなので、出荷が9月~10月頃になります。
秋に出荷されるので、「秋あがり」といわれることもあります。
味の違い
「ひやおろし」はなめらかになり、旨みが増すのが特徴です。
他のお酒や食品、例えばワインやウイスキー、チーズなども寝かせることでよりなめらかになり、旨みが増します。
それと同じことが日本酒でも起こります。
美味しい飲み方の違い
「ひやおろし」という名前から、冷やして飲むのが美味しいと思いがちです。
しかし実は「ひやおろし」は温めて飲むのが美味しいといわれています。なめらかで旨みが濃い特徴があるので、燗と相性が良いんですね。
秋にでてくるお酒ですので、季節的にも燗で頂くのにぴったりです。
「ひやおろし」に関するまとめ
「ひやおろし」は…
- 春~夏の間寝かせてから出荷される日本酒のこと
- 「秋あがり」とも呼ばれる
- なめらかで旨みを感じられるのが特徴
- 燗で頂くのに向いている
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